内容説明
親子でも分かり合えないことがある。そんな気持ちを乗り越えられる「奇跡」の一冊。
目次
親は常に子どもを自分の期待する通り、思う通りにしたがるが、それは無意味である
10代の子どもをもつ家族が奇跡を起こす法
思いきり遊びたい娘ジョディと母親キムの心配
自分と同じような生き方を期待する父親ケンと、自分自身の生き方を持っている息子ジョンの物語
非行の危機にある中学生ロバートと、高校生カーティスの友情
優等生の姉と比べられる妹テリーの物語
孤独な娘ジャッキーと母親ジョーンの愛
親を思い通りにしようとする娘スターがとった過激な方法
満たされない思いから危険なものに手を出す10代の子どもたち
大きな期待に押しつぶされそうになる息子クレイグの物語
学校嫌いの子どもたちが学校を好きになる―ジョディのその後
離婚した父親フレッドの悩み
スクール・カウンセラーの役割と活躍
テリーとスターのその後
父親フレッドと娘たちとの新しい関係
著者等紹介
グラッサー,ウイリアム[グラッサー,ウイリアム][Glasser,William]
米国ウイリアム・グラッサー協会理事長、医学博士。1925年米国オハイオ州生まれ、ウエスタン・リザーブ大学医学部で博士号取得。精神医療の新しいアプローチ『現実療法』で広く影響を与えると共に、精神科医として幅広い活動を続けている。公教育に関心をもち、教育で上質の追求をする改革を試み、『クオリティ・スクール』を著した。現在そのクオリティ・スクールの取り組みは全米で250校を越え、明確かつ高度な基準が求められているにもかかわらず、それをクリアして、クオリティ・スクールの宣言をする学校が誕生している。また選択理論を地域社会に浸透させる試みがニューヨークの一地区で始められ、ビバリーヒルズ地区でもそのような取り組みが開始されている。グラッサーのアイデアはカナダ、オーストラリア、アイルランドをはじめ世界に浸透しつつある
柿谷正期[カキタニマサキ]
柿谷カウンセリングセンター所長。NPO法人日本リアリティセラピー協会理事長。日本現実療法学会会長。1942年満州生まれ、島根県出身。中央大学大学院、米ウィートン大学大学院、トリニティ国際大学大学院、ジョージア州立大学大学院などで英文学、神学、カウンセリング心理学等を学ぶ。学際的な研究を積み4つの修士号を取得。1978年に柿谷カウンセリングセンターを開設。リアリティセラピーに関しては、米国ウィリアム・グラッサー協会が認定した日本人初のインストラクターであり、日本初の「リアリティセラピー」認定講座を主催するなど先駆的な働きをし、現在、第一人者として活躍中である
佐藤敬[サトウケイ]
1945年高知県に生まれる。米国ノース・カロライナ大学留学。大阪外語大学英語学科卒。1974~1981年イギリス在住。2000年日本リアリティセラピー集中講座3終了、日本選択理論心理学会会員。現在、柿谷カウンセリングセンター結婚紹介室室長、カウンセラー。NPOリアリティセラピー協会を運営母体とするグループホーム大磯ハウス生活指導員。フリーランス英語講師、日英通訳、翻訳業、スポーツ指導(卓球)にもたずさわる
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