内容説明
20世紀を代表するロシア思想家が、6次元の宇宙、転生と永劫回帰、マヌ法典、ピラミッド、タージ・マハール、神秘主義の「実険」、セックスと進化の関係など、独自の洞察を縦横無尽に展開する!21世紀必読の名著。
目次
第7章 夢と催眠術の研究について
第8章 実験的神秘主義
第9章 奇蹟を求めて―小品集
第10章 新しい宇宙像
第11章 永劫回帰とマヌ法典
第12章 セックスと進化
著者等紹介
ウスペンスキー,P.D.[ウスペンスキー,P.D.][Ouspensky,P.D.]
1878年モスクワに生まれる。二〇代後半から、ジャーナリストとしての仕事の傍ら、『第四次元』『超人論』『ヨーガとは何か』『タロットのシンボリズム』といったオカルト的著作を発表。1912年に刊行された『ターシャム・オルガヌム』で作家、思想家としての地位を確立。1913年から東洋に旅行。エジプト、インド、セイロンなどを巡り、第一次世界大戦の勃発により帰国を余儀なくされる。旅における成果は『新しい宇宙像』の中にまとめられている。1915年、グルジア出身のオカルティスト、G.I.グルジェフと運命的な出会いをする。グルジェフの中に秘教的「システム」の存在を直観した彼は、1917年まで彼の下で集中的に「ワーク」を行うが、離別。そのいきさつは『奇蹟を求めて』の中に詳しく述べられている。ロシア革命によって国内での活動が不可能となり、コンスタンチノープルでの難民生活を経て1920年イギリスに亡命。その後、何回かの渡仏と渡米期間を除いて、イギリスに滞在し、「人間に可能な進化の心理学」としてのシステムを講義する。1947年南英サリー州ヴァージン・ウォーターのリン・プレイスという屋敷にて没
高橋弘泰[タカハシヒロヤス]
1970年生まれ。東京大学法学部卒。二〇歳より神智学、グルジェフ/ウスペンスキー、クリシュナムルティなどを学び、現在サラリーマン生活のかたわら秘教思想に関する書籍翻訳などを行っている
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