内容説明
凄まじいスピードで変わりゆく社会に翻弄される子どもたち。その“心と体”の歪みを見つめ続けて３０年余。―独自の「自家カルテ」で知られる小児科医（漢方医）が、現代の教育を、生活環境を問い直し、子どもたちが“生きる力”を取り戻すために、今、何ができるかを熱く問いかける。
目次
１章 子どもの心の叫びを聞いて！
２章 子どもは親を選べない！
３章 子ども社会は大人社会の鏡
４章 笑顔でゆっくり余裕をもって
５章 病人の気持ちになって診る
６章 譲り合って生きるために
付録 子どもたちの未来のために
著者等紹介
王瑞雲［オウズイウン］
１９４０年６月５日、神戸市に生まれる。１９５８年、東京女子医科大学へ入学。１９６４年、同大学を卒業と同時に結婚。１９６５年、日本医師国家試験に最少年令で合格。同年、東京大学付属病院小児科に入局。１９７０年３月、国立市に富士見台医院を開院。医院では主として漢方薬エキス散での治療を行う。１９９１年３月より自由診療に切りかえると共に、「自家カルテ」を作る方法で病人たちとの連帯に力を入れている
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