内容説明
本書は生命、常温核融合、原子転換などの、従来不可解とされてきた現象にたいし、ミクロの液滴が、それらの現象を解決するための鍵を握る物質として登場するに至った、長い変化に富んだ道程を物語るものである。
目次
第1章 微小液滴とはどのようなものか
第2章 常温核融合と過剰エネルギー
第3章 原子転換は何故可能か
第4章 生命体の独自性
第5章 微滴機関の応用
第6章 筋肉というエンジン
第7章 骨―生命を支えるもの、無重力の効果から
第8章 脳
著者等紹介
高橋良二[タカハシリョウジ]
大正14年5月東京生まれ。昭和18年3月東京高等師範付属中学卒業。昭和20年3月第一高等学校理科イ類卒業。昭和23年3月東京大学第一工学部計測工学科卒業。昭和23年4月から昭和25年3月まで東京大学大学院特別研究生。昭和25年3月東京大学工学部計測工学科助手。昭和32年3月工学博士。昭和32年4月東京大学工学部付属総合試験所助教授。昭和34年9月から昭和36年3月までベルリン留学。昭和49年6月東京大学工学部物理工学科に配置換。昭和59年3月東京大学工学部物理工学科教授。昭和61年東京大学名誉教授
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