出版社内容情報
《内容》 元群馬県警『警察医』が語る、歯や骨からの個人識別法。「日航機墜落事故」の身元確認本部統括責任者時代の詳細も記述。
《目次》
緒論/歯の知識/歯の解剖/歯種の鑑別/口腔をつくる歯と個人識別/頭部の骨と個人識別/歯の配列と咬合/歯の異常と個人識別/歯の疾患と個人識別/種々の歯科治療/歯や骨の記録/年齢の推定/性別の推定/歯や骨と血液型/鑑定書/日航機墜落事故―世界最大の惨事
内容説明
本書は、専門的で理解しづらい歯科学の用語を、できるだけわかりやすく表現した。また写真や図をたくさん使い、具体的に解説しようと努力した。さらに、歯の解剖や、歯種の鑑別、さらに口腔をつくる骨や、頭部を構成する骨の解剖なども加えた。
目次
緒論
歯の知識
歯の解剖
歯種の鑑別
口腔をつくる骨と個人識別
頭部の骨と個人識別
歯の配列と咬合
歯の異常と個人識別
歯の疾患と個人識別
種々の歯科治療―材質から形態まですべてが身元確認に役立つ
歯や骨の記録
年齢の推定
歯や骨と血液型
鑑定書
日航機墜落事故―世界最大の惨事
必要な医学用語
著者等紹介
大国勉[オオクニツトム]
昭和8年(1933)岡山県に生まれる。32年(1957)東京歯科大学卒業。43年(1968)同大学「法歯学教室」に入局、法歯学を研鑚。46年(1971)「大久保清事件」(8人を殺害)の身元確認を担当。47年(1972)「連合赤軍リンチ殺人事件」(12人を殺害)の身元確認を担当。同年群馬県警察本部『警察医』となる(歯科医の警察医は全国初)。49年(1974)『歯学博士』。59年(1984)医師・歯科医師合同による「群馬県警察医会」結成に尽力。60年(1985)「日航機墜落事故」(犠牲者520名)では検視・身元確認本部の歯科医師団総括責任者として活躍。平成10年(1998)群馬県功労者表彰を受ける。平成13年(2001)警察庁長官より「長官章」(刑事警察功労)を受賞
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