内容説明
あらゆる学派を超えて、セラピィの成否の鍵を握る何か。その実際がミンデルのケースを通して描かれる。プロセス指向心理学の創始者アーノルド・ミンデルの妻であり、友であり、生徒。教師でもあるエイミー。本書は、そのエイミーが、プロセス指向心理学の誕生の秘密を解き明かすとともに、豊富な事例により、プロセス指向心理学の実際を史上初めて公にしたもの。その魅力が、“メタスキル”の視点を通して検討されている。
目次
第1部 メタスキル(水の上の月;心理療法の土壌;メタスキルとスピリチュアルなプラクティス)
第2部 プロセス指向のメタスキル(プロセスワークのルーツ;コンパッション;リサイクリング;遊び心と距離を置くこと;魚釣り;シャーマニズム―科学;創造性;流動性と生死;幸福の城)
第3部 スピリチュアルな教師になること(メタスキルの学習;教師、芸術家、道化者)
著者等紹介
ミンデル,エイミー[ミンデル,エイミー][Mindell,Amy]
アメリカ生まれ。プロセス・ワーカー(Diploma)。ユニオン大学院Ph.D.(臨床心理学)。スイスのチューリッヒに滞在中にプロセス・ワークの創始者アーノルド・ミンデルと出会い(その後結婚)、プロセス指向心理学を学び、プロセス指向セラピストとしての仕事にたずさわる。現在は、オレゴン州のポートランドで開業しつつ、ポートランドのプロセスワークセンターで教えている。また、アーノルド・ミンデルと共に世界各地でプロセス・ワークを教え、トランスパーソナル心理学会、人間性心理学会で講義を行い、ワークショップを持つなど、幅広い活動に従事している
佐藤和子[サトウカズコ]
富山県生まれ。東京女子大学卒業。臨床心理士。1992年より、アメリカ、オレゴン州のポートランドにあるプロセス指向心理学の研究所(the Process Work Center of Portland)に学び、1999年、ディプロマを取得、ディプロメートとなる。現在、プロセスワーカーとして、ポートランドで開業している
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
筑波大学、同大学院博士課程修了。現在、千葉大学助教授。教育学博士。日本トランスパーソナル学会会長。認定臨床心理士。公認フォーカシングトレーナー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そうとめ
てあて・あら木