著者等紹介
ワイルド，オスカー［ワイルド，オスカー］
１８５４～１９００イギリス。アイルランドの有名な医師の家に生まれ、経済的にめぐまれた幼年期を過ごす。オックスフォード大学在学中から、詩作や劇作に親しみ、卒業後ロンドン社交界にデビューする。愛の尊さや、「心で感じる美しさや楽しさ」の大切さを訴え、さまざまな作品を発表し多くの人々から賞賛をあびる。こうした、華やかな生活をおくる反面、貧しい人々や虐げられた人々への同情の念を強く持ち、詩や小説、劇作などにおいて、過去の道徳や貴族的価値観に煩わされぬ、数多くのすぐれた作品を残している
小野忠男［オノタダオ］
１９６９年、早稲田大学文学部卒業。学生時代にルソーの『エミール』を読んで感銘を受け、卒業後もペスタロッチ、フレーベル、モンテッソーリ等の教育学を研究。現在、にっけん幼児教室、にっけん教育出版社、にっけん文化事業団、にっけん小野文学館、各理事長
井上ゆかり［イノウエユカリ］
１９８６年、東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。卒業後も制作活動を続け、１９９３年に個展を開く
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あんみつ
6
ワイルドの代表作を絵本にしたもの。色鉛筆と水彩絵の具で描いたような柔らかくあたたかいタッチの絵。凍りついた大男の心がだんだんと融けていく様がよく表されていて、優しく静かな感動に包まれます。一番小さな子供の手のひらには釘で打たれた痕が…そうだったのですね。その部分はすっかり忘れていました。最期には召される。もちろんハッピーエンドとして。根底に流れるものの違いで感じ方が変わりそうです。日本の童話にハッピーな死という結末はあまりないから。2013/06/17
Hiroki Nishizumi
2
人間素直なのが一番だ。心しよう…2014/08/13
-
- 電子書籍
- 月が導く異世界道中7 アルファポリス
