内容説明
著者は、ヴォルダとオスロ、二つの大学に語学留学。まるでノルウェーの自然のように山あり谷ありの留学体験レポートである。自らの経験と失敗をもとに、留学手続き、マナー、心構え、現地での授業風景、学生寮でのつきあい方などを詳細にドキュメント。ノルウェー留学を通じて知り合った友人、知人たちの交流を得た著者自身の心の成長も描かれている。また、ケミカルな味わいのワインをポリ容器で作るノルウェー人、事務能力ゼロのノルウェー人、「片づける」という単語を知らないノルウェー人、酔うと道ばたのものを拾ってくるノルウェー人など、周囲の目をテンにする新種ノルウェー人を鋭い観察眼でレポート。愛すべきノルウェー人たちの、あたらしい魅力も伝える。青春の一時期をノルウェー語学習に費やした著者の、さわやかで、ときには、トホホな留学記である。
目次
第１章 留学まで
第２章 ヴォルダでの一年
第３章 インターミッション
第４章 オスロ大学サマースクール
第５章 ノルウェー政府奨学生試験
第６章 オスロでの一年―前編
第７章 オスロでの一年―後編
著者等紹介
青木順子［アオキジュンコ］
ノルウェー語インストラクター。１９９１年明治学院大学文学部仏文科卒。会社勤めを経て、１９９５年から９６年まで、ノルウェー国立ヴォルダカレッジに留学。１９９９年から２０００年まで、ノルウェー政府奨学生としてオスロ大学文学部に留学。現在、都内各所でノルウェー語を教える傍ら、翻訳なども手がけている。２０００年秋、ノルウェー情報提供を主としたホームページ「ノルウェー夢ネット」を開設
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