内容説明
本号では、研究発表の要旨として、マンガ、展覧会、演劇、絵画、女性画家、「日本」像の分析等、多彩な発表内容を掲載した。加えて、日本ではまだほとんど紹介されていない「チカーナ」の壁画家、ジュディス・バカに関する論文、逆によく知られてはいても新しい視点からの分析に出会うことの少ない、マティスに関する論文、これまでジェンダーの視点からの解釈が行われてこなかった、ポスターに関する論文を収録している。
目次
1998年度発表概要(「ゴーマニズム宣言」と「従軍慰安婦」;「揺れる女/揺らぐイメージ」展をめぐって―総括と反響;イギリス・フェミニズム演劇とパム・ジェムス作“Queen Christina”―翻訳から上演台本作成まで ほか)
論文(チカーナ壁画家ジュディス・バカの作品とフェミニズムに関する考察;マチスに関する一つの試論―マチス、モダニズム、女性表象;ポスターとジェンダー―消費社会における女性表象の意味)
トピックス 女神からピンナップへ インドのカレンダー・アートにおける女性イコン