数学バンザイ!―高校生が学びたくなる質の高い数学を

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784434008214
  • NDC分類 375.414
  • Cコード C0037

内容説明

本書の第1章は学習指導要領に対置して私たちの提案・主張をのべたものである。第2章は90年代指導要領の「新学力観」をめぐって活発になった「学力論争」への発言であり、事実上「受験問題解決力」「計算問題解決力」をもって数学学力としてしまう現状にたいする批判でもある。第3章は教材や授業、生徒たちの様子などについて書いたものを集めた。はじめの四つは91年から92年にかけて「授業づくりの周辺」と題して『数学教室』誌に連載したものの一部である。つぎの四つは生徒たちから学んだことを中心に書いたもの、最後の二つは表題のとおり「わかる」ことと「できる」ことをつなぐ小さな問題提起である。第4章は『数学教室』誌に発表した私の実践記録である。

目次

第1章 学習指導要領に対置して(新しい酒は新しい皮袋に;高校での数学教育の内容を考える;その数学観・生徒観問題あり! ほか)
第2章 これからの数学教育(功利主義をこえよう―文化としての数学を;“心”を大切に―高1の数学を考えなおす;自由の森学園の授業づくり―高校・数学の場合 ほか)
第3章 教材・教室・生徒の姿(直感的理解と数学的表現;タイルと展開・因数分解;「タイル図」から「表」へ―「手が考える」と「頭が考える」 ほか)
第4章 授業の記録から(生徒がつくった積分の問題;不思議な数列―「17番目の不思議」その後;等比数列でみる日本人口史 ほか)

著者等紹介

増島高敬[マスジマタカヨシ]
1940年生まれ。62年東京工業大学卒業。私立麻布高・中をへて85年より自由の森学園高中に勤務。2000年同校定年退職。現在同校および和光高校非常勤講師。数学教育協議会副委員長。全私研(2000年まで)・全国教研共同研究者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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tuppo

3
熱意が暑い。一方的すぎてなんとも言えない。入っては出て行く留まらない生徒たちを教えるモチベーションってどこから出てくるんだろう。生徒が社長になったりとかノーベル賞とったりとか社会的に成功を納めれば嬉しいのかな。それは生徒の勝利であって先生の勝利でない気もする。感謝されること?あるいは義務として生徒は学校に行かないといけないしどうせ誰かが教えなければいけないからそれなら自分がより良いものをって気概なのか2017/07/22

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