内容説明
悪いお妃に白鳥に変えられてしまった11人の王子。その魔法をとくために、妹のエリサはしゃべることを禁じられ、トゲのあるイラクサで11枚の上着を編むこととなった。だが、あと1枚で完成というときにエリサに魔女の疑いがかけられる。火あぶりの刑を宣告されたエリサ。いま、まさに刑が執行されようとしたそのとき、彼女の前に11羽の白鳥が舞い降りた。生涯150作以上におよぶ童話を残したといわれるアンデルセン。その中には子供だけでなく、大人の心にもやさしく語りかけてくれる物語がありました。このシリーズでは、そんなアンデルセン童話の中から、大人向けとしても評価の高い素敵な物語を紹介しています。