内容説明
静かなブームとなっているアドラー心理学をベースに、カウンセリングの専門家でない人も、すでに学んでいる人も、現場で実際に生かせるよう余すところなく「簡易カウンセリング」のノウハウを紹介。
目次
序章 山田課長のドラマが始まる
第1章 人がかかわりあうということ
第2章 カウンセリング・マインドとは
第3章 簡易カウンセリングの進め方
第4章 カウンセリング効果を高める人間関係
第5章 アドラー心理学とは
第6章 勇気づけの理論と技法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいかわ
9
職場などで使える、簡易カウンセリングについての事例が多く、物語形式だったのでわかりやすかった。ベーシックミステイクに陥ってる人に、ユーモアを入れてそれとなく気づかせるやり方習得したい(笑)。そういえば、著書『夜と霧』で有名なフランクルって、アドラーの弟子だったんですね(笑)読まないと。2016/03/28
佐藤かずお
1
アドラー心理学をベースに、専門家でない人がカウンセリングするときの心得やノウハウを書いた本。会社でカウンセリングを学ぶ山田課長という主人公を中心にして話は進んでいきます。 「カウンセリング」からの目線であるため、アドラー心理学を学ぼうと考えている人は、ズレが生じるかもしれません。 ただし、カウンセリングに興味のある方は、「アドラー心理学」と「カウンセリング」が両方学べるので一石二鳥と思います。
石田 正直
1
この本で学んだことを日頃の生活で生かしていきたいと思います。開き直り、共感力、がんばろう2016/12/14
八雲
0
アドラー・カウンセラー養成講座の修了試験のため再読。私的論理についての疑問です。その人固有の考え方の私的論理が、共通感覚といわれる一般的な常識と相容れない極端なベイシック・ミステイクスは問題とされますが、なにをもって共通感覚と対立する私的論理が問題なのか?一般的な例ではないですが、スティーブ・ジョブズのような革命的人物は常に共通感覚と反していますが、世界を変えるような仕事をします。ときに共通感覚を壊すような私的論理も必要ではないのかと思うのです。なぜなら未来の常識を私たちはまだ共通感覚とできないからです。2016/02/24
八雲
0
ヒューマン・ギルドのアドラー・カウンセラー養成講座に申し込んだら、テキストのうちの一冊だったので読みました。自分がいろいろなところで失敗していることを変えたいとあがいているけど、心理の勉強はど真ん中だったようです。人に対して共感できたり勇気づけたりできたら素晴らしいことです。これから心理の本をこつこつと読んでいきたいと思いました。勇気とは「困難を克服する活力」だそうです。自分に対しても人に対しても勇気づけられる人になりたいと思います。2015/10/01