出版社内容情報
内部通報の外部窓口サービスを展開する著者に寄せられた年間3,000件を超える通報案件をもとに、窓口設置と担当者の選任、通報案件に対する調査方法、関係者へのヒアリング、具体的な通報事案に対する取り組み方、そして是正の方法から情報管理など、Q&A形式で解説。
【目次】
第1章 通報窓口の設置と基本的対応
体制構築
1 内部通報窓口の環境
2 窓口担当者の性別
3 顧問弁護士を窓口にしている
4 匿名の通報
5 グループ会社への関与
6 内部通報窓口の外部委託
7 従業員300人以下の企業の体制整備義務
8 取引先からの通報受け付け
従事者
9 公益通報対応業務への従事を断られた
10 従事者指定の範囲
11 取締役・監査役を従事者に指定すべきか
12 子会社の従事者指定
13 子会社による親会社従業員の従事者指定
14 従事者退任後の責任
通報受付
15 通報受け付け時のポイント
16 即答を求める通報者
17 希死念慮を持つ通報者
18 退職者からの通報
19 通報対象外の人(近隣住民)からの通報
20 通報対象外の人(就活中の学生)からの通報
21 第三者からの通報
22 利益相反が疑われる通報
23 利益相反のパターン
24 海外従業員からの通報
25 1人に対する複数人からの通報
26 同じ内容の通報の繰り返し
第2章 調査の段取り、調査方針の決定
調査方針
27 セクハラの訴えの取り下げ(密室のセクハラ)
28 被害者なきセクハラ
29 パワハラの訴えの取り下げ
30 調査の順番と範囲
31 物的証拠などの収集
32 調査名目のカモフラージュ
アポイント
33 関係者へのアポイント
34 被通報者へのアポイント
第3章 具体的な通報事案の検討と留意点
事案検討
35 不倫の通報
36 ドメスティック・バイオレンスの通報
37 職場外でのパワハラ
38 取引先からのセクハラ
39 取引先からのパワハラ
40 派遣社員から派遣元へのSOS
41 勤務時間に行う喫煙への不満
42 誕生日会の金銭負担
43 部下から上司へのパワハラ
44 同僚からのパワハラ・いじめ
45 時間外のメール
46 残業代の切り捨て
47 スメルハラスメント
48 社内ストーカー
49 着替え時間の考え方
50 評価・査定に関する不満
<
内容説明
「匿名の通報には、どこまで対応すべき?」「調査中に通報者が体調を崩してしまった」「通報者からの状況確認には、どこまで説明する?」「内部通報窓口を設置したけれど、機能していない」こんなときどうする!?内部通報外部窓口サービスに年間3,000件も寄せられる実際の相談事例から対応策を解説。
目次
第1章 通報窓口の設置と基本的対応(体制構築;従事者;通報受付)
第2章 調査の段取り、調査方針の決定(調査方針;アポイント)
第3章 具体的な通報事案の検討と留意点(事案検討;ヒアリング)
第4章 事実の認定と是正措置(事実認定;不利益取扱;是正措置)
第5章 窓口担当者の教育と情報管理(周知・教育;情報管理)
著者等紹介
中野真[ナカノマコト]
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 パートナー弁護士。2010年弁護士登録(東京弁護士会)。企業価値向上に助力する立場として、労働法務・危機管理分野に注力し、コンプライアンス違反等の調査を含む内部通報対応に豊富な経験あり。過去には消費者庁において公益通報者保護制度の企画立案に携わり、公益通報者保護法の一部を改正する法律案(2020年)の立案や同法に基づく法定指針案(2021年)の立案等を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 100年前の東京(2) 東京繁昌記 明…