目次
会計プロフェッショナルのいま
プロフェッショナルの本質
会計プロフェッショナルの特性と職業倫理の本質
わが国の職業倫理の規範体系
職業会計人への道と育成の課題
会計プロフェッショナルの組織化が招くもの
社会的合意による現行の監査制度
企業情報開示と監査・保証制度
監査の本質と機能
監査人等の独立性
監査の品質
国際的な監査制度の見直しの動向
日本公認会計士協会の自主規制活動
行政の監視機能
著者等紹介
澤田眞史[サワダマサフミ]
1972年3月関西学院大学商学部卒業。1972年4月~1974年7月本田技研工業株式会社勤務。1977年2月税理士登録(登録NO.38075)。1978年11月~1983年11月監査法人中央会計事務所京都事務所勤務。1982年3月公認会計士登録(登録NO.7602)。1990年9月北斗監査法人(現仰星監査法人)設立、代表社員就任。1999年6月~2001年5月日本公認会計士協会近畿会会長。2001年7月~2010年6月日本公認会計士協会副会長。2014年4月~2016年2月関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授。2015年9月仰星監査法人退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kanaoka 57
5
監査に携わる公認会計士には是非読んで欲しい。監査法人は金融庁の出先機関に成り下がっている。もはや会計のプロではなく、公務員の検査官と化しつつある。数々の粉飾事件や社会的風潮の中ではやむえなかった面はあるにしても、会計士一人一人がプロ意識をもって、行政の介入に対抗しておれば、ここまで酷い状況は避けれたのかもしれない。クライアントからの過度の外観的独立性を取り入れた事で信頼感は失われ、そのような環境の中でプロ意識を発揮できる余地は無い。求められるべき独立性は組織からの独立であり、個人のプロとしての自律である。2016/07/29
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