目次
第1章 租税回避の基礎理論(租税回避の意義と限界;司法過程における租税回避否認の判断構造)
第2章 租税回避の試みの否認の許容性―主として課税要件法の解釈の観点から(課税減免規定に関する目的論的制限及び制度濫用の法理による否認;租税条約の解釈による否認)
第3章 租税回避の試みの否認の許容性―主として課税要件事実の認定の観点から(私法上の取引に関する事実認定による否認;私法上の取引以外の事実に関する事実認定による否認)
第4章 ドイツ租税基本法42条の意義と展開(1977年租税基本法42条の適用状況;租税基本法42条の2008年改正論議;2008年改正租税基本法42条の濫用概念)
第5章 研究のまとめ(租税回避の基礎理論;租税回避の否認;類似の租税現象)
著者等紹介
谷口勢津夫[タニグチセツオ]
大阪大学大学院高等司法研究科教授。1956年7月7日高知県生まれ。1986年3月京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。甲南大学法学部教授を経て、2004年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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