内容説明
本書は、民事再生法における不動産鑑定評価の実体を伝える実務書として、また、収益還元法の一手法である企業収益分析法を工場不動産に適用し、早期売却減価を求める等、民事再生法による資産評価に新たな評価手法を提案している等の点で画期的なものとなっている。
目次
１ Ｑ＆Ａ 民事再生法のポイント（民事再生法とはどのような法律か。民事再生手続はどのような倒産処理手続か；民事再生手続は、倒産処理にどの程度活用されているか。また、どのような理由から申立件数が多いのか ほか）
２ 民事再生法と資産評価（民事再生法の特色；民事再生法と不動産鑑定評価 ほか）
３ 価格分析（企業利益からの新しい価格の求め方；製品売上高に対する家賃割合 ほか）
４ 企業再生と不動産証券化（はじめに；証券化とは ほか）
著者等紹介
山岸洋［ヤマギシヨウ］
弁護士。１９８３年３月東京大学法学部卒業。１９８６年４月弁護士登録（第二東京弁護士会）。１９９０年４月三宅坂総合法律事務所開設。現在に至る。東京地方裁判所・鑑定委員、日弁連・倒産法改正検討委員会委員。倒産処理、企業再建の経験多数
田原拓治［タハラタクジ］
不動産鑑定士。田原都市鑑定株式会社代表取締役。東京地方裁判所鑑定委員
平沢春樹［ヒラサワハルキ］
不動産鑑定士。株式会社都市開発研究所代表取締役。東京都施行汐留地区区画整理事業評価員。東京都施行亀戸・大島・小松川地区再開発事業審査員
松原幸生［マツバラユキオ］
不動産鑑定士。東京海上火災保険株式会社、財団法人損保事業総合研究所調査部（出向）を経て、現在、東京海上あんしん生命保険株式会社勤務
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