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凝縮系物理学―結晶からソフトマターへ

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  • サイズ A5判/ページ数 433p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784431712206
  • NDC分類 428
  • Cコード C3042

内容説明

工業的応用分野において、中心的な位置を占めるのが結晶性固体であることは明らかであるが、ソフトマターと呼ばれる一連の物質、とくに高分子や液晶もまた必要不可欠なものとなっている。今日、それらの物性を統一的に理解し、十分に制御することが可能となり、全く新しい可能性が開花してきている。本書はこれまでの教科書では取り扱いがまったく不十分であった液晶や高分子の物理にも焦点を当て、最新の進歩を取り入れた固体物理学の教科書である。この分野の研究が盛んなドイツのFreiburg大学での講義をもとに、伝統的な結晶性固体についてもわかりやすく記述している。

目次

第1章 構造(結晶;液体 ほか)
第2章 弾性率、粘性率、感受率(力学場;電場 ほか)
第3章 分子場と臨界相転移(強誘電状態;強磁性状態 ほか)
第4章 電荷と電流(金属電子;半導体中の電子とホール ほか)
第5章 微視的ダイナミクス(結晶:進行波;液体:拡散運動 ほか)

著者等紹介

田口健[タグチケン]
1997年京都大学理学部卒業。2002年京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻博士課程修了、京都大学博士(理学)。京都大学大学院人間・環境学研究科助手。専門、高分子物理学、ソフトマター物理学

深尾浩次[フカオコウジ]
1986年京都大学大学院理学研究科物理学第一専攻修士課程修了。1990年京都大学理学博士。京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科助教授。専門、高分子物理学、ソフトマター物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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