内容説明
本書は、20世紀半ばにフランスの伝説的数学者集団ブルバキの一人でもあったサミュエルが書き下した、シンプルでわかりやすい数論の本である。数論に近づく多くの方法のなかから、代数的方法だけを選んでコンパクトにまとめている。予備知識としては代数学の基礎だけを前提とし、そのほかの必要な知識は最初に簡潔に説明してから本題に入るので、初学者でも読み始めやすい好著である。証明は省略せず詳しく書かれており、各章ごとに練習問題もあるので、自習書としても薦められる。フランス語版からの邦訳。
目次
第1章 単項イデアル環
第2章 環上の整元、体上の代数的元
第3章 Noether環とDedekind環
第4章 イデアル類と単数定理
第5章 拡大体における素イデアルの分解
第6章 数体のGalois拡大
著者等紹介
サミュエル,P.[サミュエル,P.][Samuel,Pierre]
1921年生まれ。フランスの数学者集団ブルバキの第2世代のメンバーの一人として、1947年から1971年まで活動。前パリ大学教授
織田進[オダススム]
高知大学教育学部教授。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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