内容説明
本書は、現役の物理学者である著者が、「日常的な古典物理の世界」、「ミクロな量子物理の世界」、「マクロな宇宙物理の世界」から、一見すると物理学の法則に反するような「不思議」に思われる現象を選び、著者が実験したり考察したりして確かめたことを分かりやすく紹介する。
目次
序章 うちに燃える火
第1章 渦巻きチューブのうなり
第2章 音楽を奏でるビン、飛んでいる風船、熱いストーブ―ありふれたものの中の自明でない物理学
第3章 自由電子の不思議な振る舞い
第4章 量子ビートと巨大原子
第5章 物理はまわる―エキゾチック電子と電荷の不変性
第6章 光への想い
第7章 大小二つの世界―地球と原子
第8章 コンピュータ、硬貨、量子―期待と異なるランダム事象の結果
第9章 原子からなる宇宙―対称性、統一性、重力、そして“失われた質量”の謎
第10章 科学と驚き
著者等紹介
村山良昌[ムラヤマヨシマサ]
昭和36年東京大学数物系研究科物理学専攻修士課程修了と同時に株式会社日立製作所中央研究所に入社。平成8年8月同基礎研究所研究主幹を定年により退社。平成9年4月新潟大学工学部機能材料工学科教授。平成14年3月同退官
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