内容説明
本書は、19世紀に盛んに行われた不変式の理論を押し進め、さらに不変式論の立場からリー群の表現論を展開している。
目次
第1章 序論
第2章 ベクトル不変式
第3章 行列代数と群環
第4章 対称群と全線形群
第5章 直交群
第6章 シンプレクティック群
第7章 指標
第8章 不変式の一般理論
第9章 行列代数再論
第10章 補遺
著者等紹介
ワイル,H.[ワイル,H.][Weyl,Hermann]
1885年、ドイツのエルムスホーン生まれ。ミュンヘン大学、ゲッティンゲン大学などで学ぶ。1908年、ゲッティンゲン大学でD.ヒルベルトの指導を受け、特異積分方程式に関する論文で博士号を取得。チューリヒ工科大学、ゲッティンゲン大学を経て、1933年から52年までプリンストン高等研究所教授。生涯を通じて数学の多くの分野の発展に寄与したが、特にリーマン面の理論、微分作用素のスペクトル理論、加法的整数論、微分方程式論、積分方程式論などに重要な業績がある。さらに、微分幾何学の相対性理論への応用や群論の量子力学への応用など、物理学においても大きな功績を残した。1955年、スイスのチューリヒにて歿
蟹江幸博[カニエユキヒロ]
’76年3月、京都大学大学院理学研究科博士課程修了。三重大学教育学部教授。理学博士。専門はトポロジー、表現論
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