シュプリンガー数学リーディングス
シンデレラで学ぶ平面幾何

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  • サイズ A5判/ページ数 172p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784431711209
  • NDC分類 414.12
  • Cコード C3041

内容説明

シンデレラはヨーロッパ学術ソフトウェア賞を受賞した幾何学のための作図ソフト。クリックだけで、3点を通る円、2等分線、垂線、平行線、5点を通る2次曲線などが簡単に作図できます。本書は、この新しい作図ソフト「シンデレラ」を使いながら、平面幾何の有名な作図や定理を楽しく学ぶための教科書です。三角形の五心、円と平行線の定理、オイラー線、9点円、2次曲線とパスカルの定理など、平面幾何のさまざまなトピックスを、シンデレラを使った作図と、鉛筆でできる論証との両方で、丁寧に解き明かします。そして最後の章では、古代ギリシャで提起された「角の三等分の作図」問題について、「定規とコンパスだけ」ではなぜ作図が不可能なのか、そして、「シンデレラ」を使えばなぜ作図が可能なのかについて、理論的な説明を行います。作成した図はPCの画面だけでなく、印刷・html・PS(ポストスクリプト)出力もできるので教材やレポート作成に便利。

目次

第1章 作図の練習―中点を描く3つの方法(中点の作図;コンパスのみによる中点の作図)
第2章 三角形の中心(重心座標;チェバの定理、メネラウスの定理 ほか)
第3章 円(中心角、円周角;方べきの定理 ほか)
第4章 射影幾何にまつわる定理(射影幾何の歴史;射影幾何の基本定理 ほか)
第5章 作図可能性(和・差の作図;積・比の作図 ほか)

著者等紹介

阿原一志[アハラカズシ]
1992年東京大学大学院理学研究科博士課程修了。明治大学理工学部専任講師。専門はコンピューティングトポロジー
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