気候変動―多角的視点から

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  • サイズ A5判/ページ数 371p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784431710592
  • NDC分類 451.8
  • Cコード C3044

内容説明

本書は、気候変動と、その社会的影響に関する最新の知見をわかりやすく紹介する。まず、地球の気候を支配する物理法則や、あらゆる時間スケールでの気候変動の振る舞い、さらに、過去の気候変動の証拠とその影響について、バランスよく記述した後に、気候変動の観測の仕方や、データ解析で用いられる統計的手法について紹介する。そして、気候変動の原因を探り、気候変動を再現するモデル化の手法についても紹介する。最後に、将来の気候変動予測や、気候変動の防止や軽減にまつわる経済的あるいは政治的論争について議論する。

目次

第1章 序
第2章 放射と地球のエネルギーバランス
第3章 気候を構成する要素
第4章 気候変動の証拠
第5章 気候変動の結果
第6章 気候変動の測定
第7章 統計とその有意性、気候の周期性
第8章 気候変動の原因
第9章 気候のモデリング
第10章 気候変動の予測

著者等紹介

バローズ,W.J.[バローズ,W.J.][Burroughs,William James]
英国王立物理学研究所で大気科学を7年間研究した後、英国外交官科学補としてワシントンDCに3年間滞在した。また、1974年から1995年まで、英国エネルギー省と保健省の上級職であった。現在、科学に関する執筆活動を行っており、天気と気候に関する7冊の著作(2冊は共著)と、レーザーに関する子供向けの3冊の著作を出版している

松野太郎[マツノタロウ]
東京大学大学院数物系研究科修士課程修了、理学博士。現在、地球フロンティア研究システムシステム長。専門は気象学、特に大規模運動の力学、気候ダイナミックス、地球環境モデリング

大淵済[オオフチワタル]
米国プリンストン大学大学院大気海洋科学プログラム博士課程修了、PhD.現在、海洋科学技術センター、地球シミュレータセンター研究員。専門は大気大循環論、気候変動論

谷本陽一[タニモトヨウイチ]
東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程修了、理学博士。現在、北海道大学大学院地球環境科学研究科大気海洋環境科学専攻大循環力学講座助教授。専門は気候変動の解析、大気海洋相互作用

向川均[ムコウガワヒトシ]
京都大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。現在、京都大学防災研究所大気災害研究部門助教授。専門は気象力学
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