内容説明
本書は、基礎的な事項を解説することから始め、重要なトピックスを精選し、図を豊富に用いて詳細に議論を展開している。接続問題や(p,q)‐定理など、最近の話題も数多く取り上げられている。さらに、原著の出版以降、特に発展がめざましかった距離空間の近似埋め込みについては、著者により新たに2つの節が、この日本語版のために書き下ろされている。
目次
凸性の理論
格子とMinkowskiの定理
凸独立部分集合
接続問題
凸多面体
アレンジメントにおける面の数
下側エンベロープ
凸集合の交わりパターン
幾何的選択定理
横断理論とε‐ネット
点配置におけるκ‐集合問題
高次元多面体の2つの応用
高次元における体積
速度集中と概球面切断
有限距離空間のノルム空間への埋め込み
著者等紹介
マトウシェク,J.[マトウシェク,J.][Matousek,Jir´i]
1963年、チェコスロヴァキアのプラハに生まれる。1991年、カレル大学でM.フシェクの指導を受け、Ph.D.に相当するCSc.を取得。1996年に数学で、博士号に相当するDrSc.を取得する。現在、カレル大学応用数学科教授
岡本吉央[オカモトヨシオ]
2001年、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修士課程修了。2005年、スイス連邦工科大学チューリッヒ校情報科学部博士課程修了。Ph.D.。豊橋技術科学大学工学部情報工学系助手。専門は離散数学、組合せ最適化、アルゴリズム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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