シュプリンガー数学リーディングス
メジャーリーグの数理科学〈上〉

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784431710165
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C3041

内容説明

打率、出塁率、打点、本塁打数、防御率、得点圏打率、盗塁成功率…新聞やテレビでよく報道されている野球の記録。中には数字が一人歩きしているものもよくある。実力だけでなく、まぐれも起こるのが野球。統計学者でもある著者は、データや記録がいかに正確でも、取り扱い方を間違えるとまことしやかに誤った結論が騙られてしまう危険性に警鐘を鳴らしている。野球に関するデータを独断で解釈しないよう、また数字だけが一人歩きしないよう、さらに偶然のいたずらを実力と混同しないよう、データの裏に潜む真実を探り出すには、どのような考え方が必要なのか。野球と統計学をつなぐさまざまなアイディアを吟味する統計学、データ分析理論の本。

目次

第1章 卓上用野球ゲームから抽出したモデル
第2章 野球データの探索
第3章 確率の導入
第4章 状況による影響
第5章 調子の波の激しさ(もしくは好調)とは
第6章 打撃成績
第7章 1プレイごとの平均得点
アメリカの卓上用野球ゲームの歴史と特色

著者等紹介

後藤寿彦[ゴトウトシヒコ]
慶応義塾大学法学部政治学科卒業。前慶応義塾大学野球部監督、前野球日本代表監督。現在、岐阜経済大学客員教授。全日本アマチュア野球連盟強化本部ナショナルチーム強化部会長、全日本アマチュア野球連盟理事、JOC専任コーチ、JOC強化本部委員、学生野球協会評議員。慶応義塾大学および三菱重工野球部選手時代、日本代表チームのメンバーとして数々の海外遠征に参加

加藤貴昭[カトウタカアキ]
慶応義塾大学環境情報学部卒業。慶応義塾大学総合政策学部専任講師。博士(学術)。慶応義塾大学野球部時代は主将を務めた。慶応義塾大学大学院在学中に渡米し、シカゴ・カブスのマイナーリーグにてプレー。専門はスポーツにおける視覚機能
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

asaam

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野球独特のゆっくりとしたゲーム運び。非連続的な進行が、統計データというファンの楽しみを生み出している。 しっくり来た。 全体的にはほぼT検定の話で、調子の波が激しいのか、ただのばらつきなのかの検証等。2004年の本でやや古い。 無死三塁からのホームラン価値は高々1.1点って考え方面白い。 ジョージリンゼイ・ビルジェイムズ・ピートパルマー。1960年代の研究読んでみたい。 mlbのデータセット使って、分析可視化するプログラム時間があったら作ろう。2017/08/29

夢読み

0
セイバーメトリクスについて書かれたかなり初期の本。なかなかの良書だ。野球の勝負と個人成績の関係や「好不調の波」の存在などを統計学を駆使して解き明かす。「やりたいこと」が先にあって、しかも野球という親しみやすい題材なので分析の意味が伝わりやすく、統計分析のよい教科書になっていると思う。下巻も楽しみ。2013/08/22

げんさん

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難しくはないが数学の本。打率、出塁率、長打率など、どういう指標が本当の得点力を表すのか、様々な手法で解析

ロッテ

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野球統計の教科書ですね!

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