PIVの基礎と応用―粒子画像流速測定法

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  • サイズ B5判/ページ数 246p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784431708889
  • NDC分類 423.8
  • Cコード C3050

内容説明

数分の1秒で流れ場全体の流速を高精度に計測できる技術「PIV(粒子画像流速測定法)」を、基礎から応用まで詳しく解説するガイドブック。数学・物理的基礎から始まり、レーザやカメラ等の基盤技術の解説、取得データの後処理、応用に至るまで、PIVの知識と技術を詳細に網羅しており、PIVシステムによって計測できるデータの精度・得られる情報量等を格段に向上させることが可能となる。様々な分野で利用されているPIVの事実上のスタンダードである「相関法アルゴリズム」を扱う本書は、PIV計測の現場における重要な手引きとなろう。

目次

第1章 序論
第2章 PIVの基盤技術
第3章 PIVの数学的基礎
第4章 PIV画像記録
第5章 PIVにおける画像解析
第6章 PIVデータの後処理
第7章 面内3成分PIV計測
第8章 PIVの応用
付録A 透視投影マトリクス
付録B 数学的補遺
付録C 記号表

著者等紹介

コンペンハンス,J.[Kompenhans,J¨urgen]
1976年、ゲッチンゲン大学から物理学博士の学位を得ている。1977年、DLRのドイツ航空宇宙センターに職を得て、今日に至っている。はじめに、空力音響に関する実験的研究を行っていた。ここ15年、風洞における空気力学のための非侵襲計測技術(主に粒子画像流速測定法)の発展に従事してきた。現在は、ゲッチンゲンDLR研究センターの流体力学研究所で研究している。1985年にPIVグループを設立し、大きな産業用風洞の粗い環境での応用に用いられるPIVシステムを、継続的に発展させてきた。このシステムは、国内および国際的プロジェクトでの種々の研究に応用され、多くの成功を収めてきている

ラッフェル,M.[Raffel,Markus]
1990年にカールスルーエ工科大学機械工学科を卒業し、1993年にドイツのハノーバー大学から博士(Ph.D.)の学位を得ている。1991年にゲッチンゲンのDLRで、高速流におけるPIV画像技術の発展に重点をおいた粒子画像流速測定法の仕事をはじめた。この過程で、主に回転翼機の研究の関係した数多くの空気力学問題にその方法を適用した

ヴィラート,C.E.[Willert,Christian E.]
1987年にカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)から応用科学のBS学位を取得した。UCSDで卒業後引き続き行われた実験流体力学に関する研究は、水への応用において非侵襲計測技術へと発展した(粒子追跡、3-D粒子追跡デジタルPIV)。1992年技術科学に関するPh.D.を取得した後、最初にUCSDの非線形科学研究所(INLS)で、その後カリフォルニア工科大学(Caltech)の大学院航空研究室で、ポスドクのポストを得た。1994年4月に、CaltechとDLRとの交換プログラム(定量的可視化センター)で、DLRゲッチンゲンの計測科学グループに加わった。そこで、特に風洞への応用に力点をおいて、PIV技術の発展と応用に関する研究を続けた

岡本孝司[オカモトタカシ]
東京大学助教授、工学博士(東京大学)。1985年東京大学大学院修士課程修了。1988年東京大学工学部助手。1993年東京大学工学部助教授、現在に至る。可視化情報学会PIV研究会幹事、テキサスA&M大学客員教授など歴任

西尾茂[ニシオシゲル]
神戸商船大学助教授、工学博士(大阪大学)。1988年大阪大学大学院博士後期課程修了。1988年大阪府立大学工学部助手、1996年助教授。1999年神戸商船大学助教授、現在に至る。可視化情報学会PIV研究会幹事、グラスゴー大学客員研究員など歴任
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