内容説明
著者は、コンピュータが株式や通貨のトレーディングを革新的なものにした過程を巧みに描いている。もちろん、ここ数１０年間にわたる市場改革についてもきわめて綿密に書いているが、最も意を注いでいるのは将来の展望についてであり、トレーディング手法が極限にまで民主化されて行く姿をとくに力をいれて描いている。これは優れた本である。
目次
第１部 概観（１分１００万ドル―メガ・マネーと自由市場の戦士たち；我が言葉は我が証書―信頼と信念に生きるトレーダーの特質；売りと買い―多彩なトレーダーのタイプとスタイル ほか）
第２部 詳述（洞察力―金融革命を実現した三人；男社会への挑戦―活躍する女性たち；世界を駆け巡るメガ・マネー―トレーダーは通貨危機の仕掛人か ほか）
第３部 未来（クォンツ―計算分析を駆使する新世代のエリートたち；マインド、マネー、マシーン―立会取引から電子取引へ；トレーディングの将来像―サイバー時代に挑むトレーダーと取引所の改革）
