グライナー物理テキストシリーズ
量子力学概論

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  • サイズ B5判/ページ数 457p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784431708537
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C3042

内容説明

本書は量子力学を学び始めるための概論的教科書である。まず量子力学へと導く実験事実の紹介、数学的な準備から始まり、シュレーデインガー方程式を説明する。その後、調和振動子や水素原子といった基本的な応用、スピン、摂動論、多粒子系の扱い、観測問題を扱う。学部学生向きに、量子力学が実に丁寧に解説されている。読者が本質を理解しやすいよう、十分な配慮がなされている。まず基礎事項が解説され、ついで理解が深まるような実例が挙げられる。さらに十分な量の良質な問題が、詳しい解説、解答とともに挙げられている。さらに量子力学の歴史や著名な研究者の詳しい紹介も特筆に値する。

目次

物理量の量子化
輻射の法則
物質の波動性
量子力学の数学的基礎
連続スペクトルとデルタ関数
シュレーディンガー方程式
調和振動子
古典力学から量子力学へ
磁場中の荷電粒子
摂動論
スピン
非相対論的波動関数とスピン
量子力学における多体系の扱い方
同じ種類の粒子が複数ある系の記述方法
量子力学の理論形式
量子力学的世界像の実存論的

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

quolc

2
後期量子論の基礎から摂動論、同種粒子あたりまでの初等的テキスト。非相対論的なg因子導出やワイルの固有微分など類書であまり見ない話題が載っているのが面白い。後半誤植がそれなりに多かったが訂正は容易な程度。序盤から練習問題で量子統計が出てきたりするので、講義の復習などに良いのではないでしょうか。2016/12/14

いか

0
*未読* 物理学科の量子力学の導入から 17 回分くらいの講義の内容が含まれているという感触。 このへんの内容の導入にはいろいろと流儀はあるが、この本は直交多項式、直交関数系についてていねいに書かれているのでしっかりと計算できるようになるよい本だと思う。 (半期 15 回の気持ちだったので 17 回と書いたけどしょうみ 15 回くらいかな。 パウリ行列による表現まで半期分の授業ではやらないという前提だったけどやるとこはやるのかもしれない。私はやってない。)

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