内容説明
DNA構造の解明は、生命機構のすべてをDNAに責任を負わせる結果となってしまった。このような分子還元主義が行きづまりに来ていることは、生命科学界では明白になりつつある。本書はこのような還元主義への警告の書である。生命の現出には、分子を合成する情報を担うDNAだけでなく、それらの分子のオーガナイゼーションを調整する『場』も必須であると主張する。カサノリや粘菌のような単細胞生物から高等植物の花・葉あるいは高等動物の四肢の発生における遺伝子支配まで広範な例をあげながら、わかりやすく論述している。
目次
1章 生物界にいったい何が起きたのか
2章 ヒョウはその斑をどのようにして獲得したか
3章 生命、その励起媒質
4章 系の生成と生命形
5章 「属形態」の進化
6章 新しい方向と新しい隠喩
7章 質の科学
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