内容説明
分岐現象、カオス、フラクタル、自己組織化、etc.非線形現象への本格的入門書 予備知識を微積分と線形代数にしぼり、計算の過程を丁寧に詳述。
目次
第3章 局所分岐(ベクトル場の不動点の分岐;写像の不動点の分岐;分岐図式の説明と応用―警告)
第4章 大域的分岐とカオスのいくつかの様相(スメールの馬蹄型力学型;記号力学;コンリー―モーザー条件“いかにして力学系がカオス的であることを示すか”;2次元写像のホモクリニック点の近傍における力学;2次元の時間周期ベクトル場におけるホモクリニック軌道に対するメルニコフの方法;錯綜における幾何および力学;ホモクリニック分岐:周期倍加と鞍状点―結節点分岐のカスケード;3次元自励ベクトル場の双曲型不動点にホモクリニックな軌道;局所余次元2の分岐によって生じる大域的分岐;リャプノフ指数;カオスとストレンジ・アトラクター)