放射線生物学―物理的基礎理論から医療・防護まで

放射線生物学―物理的基礎理論から医療・防護まで

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  • サイズ B5判/ページ数 481p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784431706311
  • NDC分類 464.1
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 本書は放射線の生物作用について概括している.放射線の生物作用については,生体での原子や分子での吸収から発癌などの遺伝障害まであらゆるレベルで考えられる.そのため本書は物理学的・化学的基礎から始まり,細胞レベルでの考察,人体での放射線防護問題,医療への利用等について述べている.本書は研究領域の広大な放射線生物学についての格好の入門書として,この分野に関心のある生物学,医学や放射線を扱う方々におすすめできる.

内容説明

放射線生物作用のあらゆる局面をカバーし、放射線治療と放射線防護に必要な基礎知識を解説する。物理学的な基礎はきわめて詳細に、細胞下および細胞レベルの作用は最近の知見と技術を考慮しつつ完璧に論じている。また、人間に対する効果―医学での応用と放射線利用に伴うリスク(催奇形性、遺伝的影響、発がん効果)―に関しても検討する。

目次

1章 放射線の種類―特性と線源
2章 物質中の放射線の減衰の基礎
3章 相互作用の過程
4章 放射線エネルギーの付与
5章 光化学と放射線化学の基本
6章 DNAの光化学と放射線化学
7章 細胞下の系への照射効果
8章 細胞の増殖能喪失
9章 放射線増感と防護
10章 放射線と細胞周期
11章 染色体異常
12章 突然変異と形質転換
13章 修復と回復
14章 外部要因による放射線効果の修飾
15章 細胞放射線作用の特異面
16章 細胞放射作用の理論的モデル
17章 全身効果と細胞生存率
18章 急性放射線障害
19章 放射線影響と子孫
20章 晩発性身体的影響
21章 内部被曝の影響
22章 放射生態学
23章 放射線防護規制の原則
24章 放射線治療における放射線生物学
補遺(数学的―物理学的関係式;生物学的背景)

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