出版社内容情報
《内容》 約70年前Wilbrand/Saengerの『同名半盲』という大著が出版された.当時は中枢性視覚障害の知識は精神物理学的か神経心理学的にとらえられていた.臨床所見と神経解剖学・神経病理学との相関は,頭蓋外損傷か剖検で確かめられるのが常であった.しかし,CT,MRI,PETの登場で状況は一変した.本書は,視路の解剖学的生理学的所見と視交叉後方視路の障害についての臨床的知識を若干の経験を付け加えながらまとめ,それらと画像診断の所見とを結び付けることを試みた.
目次
第1章 視路
第2章 視力と視野計測
第3章 視野
第4章 眼球運動と瞳孔運動・視運動性眼振・視覚誘発電位
第5章 病態失認
第6章 半側視覚減弱と全視覚減弱
第7章 同名半盲
第8章 病因
第9章 幻視と錯視
第10章 視覚認知の障害
第11章 治療とリハビリテーション
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