内容説明
トヨタ、武田薬品、ＮＴＴ、日本生命、鉄道総研、野村ホールディングス、旭化成…経営トップが語る数学の重要性。社長になって初めてわかる、自社における数学の意義。
目次
数学者とトヨタ自動車会長との対話「考えて考え抜くこと」
金融の世界で数学が重要な理由
生命保険経営は、数学に支えられている
経営における数学の貢献、そして感謝
数学的思考と経営ビジョン
金融における数学の役割―リスクに関する応用数学
数学は企業文化の原点
経営の革新に貢献する数学
数学への恩返し―下川フェローシップ
鉄道システムの技術開発を支える数学
数学は経営者にとって必須である
わが国石油・天然ガス開発産業における数学の役割
企業における数学―数学は何を記述するか
私と数学
著者等紹介
儀我美一［ギガヨシカズ］
東京大学大学院数理科学研究科教授。２０１０年紫綬褒章受章
小林俊行［コバヤシトシユキ］
東京大学大学院数理科学研究科教授。ＩＰＭＵ上級科学研究員。２００７年サックラー・レクチャラー（イスラエル）。２００８年フンボルト賞（ドイツ）受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Humbaba
2
実際に働いてみれば，いいのないと思っていた数学が実際には密接に関係しているということが分かるようになる．数学はビジネスの解とはならないだろうが，ビジネスをやっていく上での基礎にはなる．2011/08/18
Yggdrasill
2
2010年12月7日初版。日本のトップ企業の経営者、役員がどのように数学、数学的思考をビジネスに使っているかを知ることができる。正直言って、感動、感銘した、日本のトップ企業の経営者はただのボンクラではない、数学的思考を用いビジネスの世界を戦い抜く優秀な人材であることがわかった。取り上げられているのは、トヨタ、BNPパリバ、日本生命、武田薬品、NTT、野村HD、堀場製作所、旭化成、日本情報産業、鉄道総合技術研究所、DIなど、そうそうたる日本の優良企業である。出てくる数式や用語のレベルもそれほど低くはない。2011/05/05
カツオ
0
数学がどのようにして役に立っているのか、各企業の会長や社長が解説している本です。 人によっては、専門用語や難しい数式を並べて説明してて正直全然わからないです。 なので、ある程度は読み飛ばしながら自分に合ったところだけを読むのをお勧めします。 個人的には、トヨタの会長の話と、最後の話は読みやすかったです。2016/07/23
Yuko
0
数学の話はちんぷんかんぷんだけど、そうそうたる企業のトップが語る言葉には含蓄がある。そしてほんの少しだけど、どうやってR&Dをやっているか（というより実践より前の理論）について触れられることができる。2011/01/01
めぐみ
0
ひろい読み。数学に対するモチベーションが下がってしまっている大学生は読むといいかも？2012/08/20
