内容説明
本書は、今から約2800年前のカルタゴの女王ディドーの伝説から現代の経済的問題まで、多種多様な最大値・最小値問題の歴史をたどった本である。古来から最大値・最小値問題の多くは現実的な場面での実務的な問題と関連しており、本書ではそれらについて現代的なエンジニアの視点から考察している。最大値・最小値問題において微分法と変分法が果たしてきた役割を紹介し、現代の全く新しいタイプの問題に対処するために生まれた線形計画法と動的計画法の考え方を解き明かしてゆく。
目次
第5章 微積分学は前進し舞台の中央へ(微分:論争と勝利;絵画の問題の再考とケプラーのワイン樽の問題 ほか)
第6章 微分積分を越えて(ガリレオの問題;最速降下問題 ほか)
第7章 現代の始まり(フェルマー‐シュタイナー問題;最適採掘問題、最短郵便配達経路問題、有向グラフ上の最小コスト経路問題 ほか)
付録(AM‐GM不等式;AM‐QM不等式とイェンセンの不等式 ほか)
著者等紹介
細川尋史[ホソカワヒロシ]
1996年‐2009年横浜国立大学教育人間科学部准教授。理学博士。専門:代数学、特に数論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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