シュプリンガー数学リーディングス
最大値と最小値の数学〈上〉

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  • サイズ A5判/ページ数 146p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784431100829
  • NDC分類 413.1
  • Cコード C3041

内容説明

本書は、今から約2800年前のカルタゴの女王ディドーの伝説から現代の経済的問題まで、多種多様な最大値・最小値問題の歴史をたどった本である。古来から最大値・最小値問題の多くは現実的な場面での実務的な問題と関連しており、本書ではそれらについて現代的なエンジニアの視点から考察している。最大値・最小値問題において微分法と変分法が果たしてきた役割を紹介し、現代の全く新しいタイプの問題に対処するために生まれた線形計画法と動的計画法の考え方を解き明かしてゆく。

目次

第1章 最小値、最大値、導関数、そして、コンピュータ(微分が役に立たないのはいつか?;代数を使って最小値を見つける ほか)
第2章 最初の最大値・最小値問題(古代の人々の長さと面積についての誤解;ディドーの問題と等周比 ほか)
第3章 中世の最大値問題とその現代的アレンジ(レギオモンタヌスの問題;土星の問題 ほか)
第4章 デカルトとフェルマーの忘れられた論争(全く正反対の2人の男;スネルの法則 ほか)

著者等紹介

細川尋史[ホソカワヒロシ]
1996年‐2009年横浜国立大学教育人間科学部准教授。理学博士。専門:代数学、特に数論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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