Undergraduate texts in mathema
離散体積計算による組合せ数学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 267p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784431100775
  • NDC分類 410.9
  • Cコード C3041

内容説明

組合せ論の重要な問題のいくつかは、凸多面体における格子点数え上げ問題に帰着される。近年、凸多面体における格子点数え上げに関する数学的基礎、計算理論的方法論が大きく発展してきた。本書は格子点数え上げをテーマとした組合せ論の教科書である。本書では、凸多面体における格子点数え上げ問題を通して、組合せ数学の基礎概念(数え上げ、母関数、相互法則)を導入し、その問題と数論および幾何学との関連を紹介している。

目次

第1部 離散体積計算の真髄(Frobeniusの硬貨交換問題;離散体積の展覧会;多面体の格子点を数える:Ehrhart理論;相互法則;面数とEhrhart理論に関するDehn―Sommerville関係式;魔方陣)
第2部 基礎を超えて(有限Fourier解析;Dedekind和:格子点数え上げの構成要素;多面体の錐分割;RdにおけるEuler‐Maclaurin和;立体角;楕円関数を用いたGreenの定理の離散版)

著者等紹介

岡本吉央[オカモトヨシオ]
2001年、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修士課程修了。2005年、スイス連邦工科大学チューリッヒ校情報科学部博士課程修了。Ph.D.東京工業大学大学院情報理工学研究科特任准教授。専門、離散数学、組合せ最適化、アルゴリズム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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