シュプリンガー数学クラシックス
確率過程―オルフス大学講義録

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  • サイズ A5判/ページ数 281p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784431100546
  • NDC分類 417.1
  • Cコード C3041

内容説明

数学者の伊藤清(1915‐2008)がデンマーク王国のオルフス大学でおこなった講義をもとに編集。確率過程の理論への加法過程(独立増分を持つ確率過程)とマルコフ過程に重きを置いた丁寧な入門書。

目次

第0章 準備(独立性;中心値と散布度;独立確率変数の中心化した和 ほか)
第1章 加法過程(独立増分を持つ確率過程)(定義;加法過程の分解;確率連続な加法過程のレヴィ変形 ほか)
第2章 マルコフ過程(コンパクト距離付け可能空間の上の推移確率と推移作用素;ヒレ‐吉田の半群の理論の概略;推移半群 ほか)

著者等紹介

伊藤清[イトウキヨシ]
1915‐2008。1938年東京帝国大学理部数学科を卒業後、大蔵省銀行局、内閣統計局、名古屋帝国大学助教授を経て、1952年京都大学教授に就任。1976年より京都大学数理解析研究所所長(‐79年)。この間、プリンストン高等研究所研究員(1954‐56年)、スタンフォード大学教授(1961‐64年)、デンマーク王国オルフス大学教授(1966‐69年)、コーネル大学教授(1969‐75年)を歴任。1979年より学習院大学教授(‐85年)、京都大学名誉教授。1991年日本学士院会員となる。日本学士院賞・恩賜賞(1978年)、ウルフ賞(1987年)、京都賞(1998年)、第1回ガウス賞(2006年)、文化勲章(2008年)のほか国内外で数多くの栄誉に輝いている

バルンドルフ‐ニールセン,O.E.[バルンドルフニールセン,O.E.][Barndorff‐Nielsen,Ole E.]
デンマーク王国オルフス大学教授、Sc.D.

佐藤健一[サトウケンイチ]
名古屋大学名誉教授、理学博士

佐藤由身子[サトウユミコ]
愛知工業大学名誉教授、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Chris

0
非常に丁寧に書かれた確率過程の本です。伊藤先生の確率過程と比べてもフォントも見やすく、読みやすく感じました。とは言っても測度論的確率論の基本的な知識は必要で、第二章のマルコフ過程ではレゾルベントや半群など関数解析の知識がないと読み進めるのは難しいと思います。本の最後には多くの演習問題があり、ほぼ完全な解答が付いているので自習はしやすいと思います。本格的な確率過程(加法過程・マルコフ過程)の専門書を読む前の入門書としてお勧めできる本です。2013/11/19

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