内容説明
本書は、自然を愛し、数学を愛する著者が、自然の美しさに関心をもつあらゆる人たちを対象に、私たちが日常生活で出会う様々な自然現象を、数学を用いて解析してみせた本である。空、雲、川、湖、海、波、風、雨、霧、虹、蜃気楼。ノミ、アリ、ネズミ、ネコ、アヒル、トラ、ヒョウ、ゾウ。著者が選ぶ観察対象は広範囲で楽しく、実にたくさんの話題が集められている。どんな対象であろうと、自然観察に数学を活かすことによって、それまで見えなかったことが見えてくる、驚きに満ちた好著である。
目次
第8章 安定性
第9章 ボア(潮津波)と非線形の波
第10章 フィボナッチ数列と黄金率(τ)
第11章 ハチ、ハチの巣、泡、土のかけら
第12章 川の蛇行、枝分かれのパターン、木々
第13章 鳥の飛行
第14章 ヒョウはいかにして斑点を手に入れたか?
著者等紹介
アダム,J.A.[アダム,J.A.][Adam,John A.]
1974年、ロンドン大学で、G.ピーチ、C.ジョルダンの指導の下、理論天文物理学に関する論文でPh.D.を取得。1984年より、オールドドミニオン大学数学・統計学科教授。専門は、応用数学、数学モデリング
一樂重雄[イチラクシゲオ]
昭和45年3月、東京大学理学系大学院修士課程数学専攻修了。横浜市立大学国際総合科学部教授
一樂祥子[イチラクサチコ]
昭和50年3月、お茶の水女子大学大学院理学研究科数学専攻修了。桜美林高校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 基礎から応用まで 数学2