内容説明
日本や世界の企業がパプアニューギニアの熱帯雨林を破壊した。その森の暮らしのなつかしい悲しい記憶が絵本になった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
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マーロン・クエリナドさんの生まれ故郷、パプアニューギニアのゴゴール渓谷では日本の企業による伐採で森を失った。この絵本は森があった頃を記憶しているのはマーロンさんの代だけなので記録としての価値もある。外国に行って資源(チップ=段ボールなどに)を根こそぎ採取して、自国ではその資源がゴミになっているのを見たマーロンさんの心情を考えるといたたまれない。清水靖子さんの解説にあった伐採ではなく、皆伐(1本残らず皆伐ってしまうこと)であったことに愕然としてしまいました…。英語併記。2020/06/19
のん@絵本童話専門
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パプア・ニューギニア出身の作者が描いた黒一色の力強い絵本。日本の王子製紙が根こそぎ伐採してしまった作者の故郷の森。そこまでした森の木は日本でダンボールに。森を失い全てを奪われた作者が、日本で捨てられているダンボールを見て泣いた、と。日本の森林は保護しながら、他国の森林を奪い、そこら辺に捨ててしまう。湯水の如く使って、使い切らず捨ててしまう紙ごみ。悲しくて、また恥ずかしいと思った。2024/04/10




