内容説明
「クマノミはね、うまれたときはおんなでもおとこでもないんだよ。それでね、しばらくすると、みんなおとこになるの」え、え、えー。
著者等紹介
中山千夏[ナカヤマチナツ]
1948年熊本生まれ。作家。元俳優・歌手。執筆活動は1970年から。70年代初頭に女性解放運動、次いで市民政治参加活動に身を投じ、1980年から1986年まで参議院議員。92年、スクーバ・ダイビングを始め、以来、年に約50回は海に潜る。ジャパン・フィッシュウォッチング・クラブ会員
山下勇三[ヤマシタユウゾウ]
1936年広島生まれ。イラストレーター。グラフィック・デザイナー。多摩美術大学図案科卒業。毎日デザイン広告賞、朝日広告賞、講談社出版文化賞さし絵賞他受賞。JAGDA会員。TIS会員
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
20
《図書館-通常》【再読】←2023年11月5日。いろんな生き物がいて、いろんな暮らし方もある。2011/04/11
ヒラP@ehon.gohon
20
固定観念を揺さぶるようなビックリな事実のオンパレード。少し頭が柔らかくなったような気がします。2021/08/05
gtn
13
偏見の愚かさを教えてくれる。ただ、相手がこちらに偏見を持っている場合、折り合いをつけるのが難しい。2019/11/17
ヒラP@ehon.gohon
12
男はこうで、女はこうであるべきって固定観念はどこから生まれたのでしょうね。 男から女に替わるクマノミ、口の中でタマゴを育てるネンブツダイ、男のお腹から子どもが生まれるタツノオトシゴ、奧さんにくっついて小さくなっているミツクリエナガチョウチンアンコウ、どれもビックリな生物がテンポ良く紹介されていきます。 人間社会の先入観、偏見を払拭するような絵本です。 小学校六年生の読み聞かせ図書に決定!2016/10/22
けだま
2
お母さんの妹は水中カメラマン。化粧もせず髪も短くて男みたいでへんなの、と言ったら、魚たちに笑われるよと海に連れて行かれた。そこで出会う魚たちからすれば、人間もへんなの。魚の奇妙な生態に驚きつつ、知らないことばかりで勉強になった。最後にきちんと人間の話に戻って、納得。男女の役割についても考えさせられる内容なので、高学年に読んでみたい。8分程度。2015/02/26