内容説明
おっぽのないにわとりの「ピコ」。なぜって…、毎日みんなにつつかれているから。勇気をふりしぼってとりごやを抜け出したピコはたくさんのなかまたちとであいます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナヲ
22
勇気をもらえるお話。絵もきれい。2018/09/15
Kikuyo
22
小さな鳥の悲しみ、大きな世界への冒険。 色とりどりの羽が意味するものが象徴的に描かれます。カラフルさが柔らかくて良いです。本を開いた時の羽の色づかいがふわっと広がるカンジが素敵。ちょっと怖いけど外の世界は限りなく広くて、仲間がいてピコ自身が他の子を勇気づけることができるようになる。なかなか素敵な1冊でした2017/07/14
紅花
16
レビュー数が少ないのが意外。このお話を読んでさかなくんの「いじめられている君へ」を思い出した。狭い水槽の中ではメジナは一匹を攻撃し、その一匹を外に出すとまた他の一匹を攻撃する。広い海に出てみよう。という内容と重なる。こういうお話は、硬くなりがちだけどみんながくれた素敵な羽と共にふんわりと心を包み込むように、お話が進んでいく。高学年にも。2016/02/18
パフちゃん@かのん変更
16
外の世界で出会った鳥たちがみんな親切で良かったです。狭い小屋の中ではいじめられていたけれど、広い世界でたくさんの仲間の鳥に出会い、仲良くなったしるしに尾羽を一本ずつもらって世界一の尾っぽになった。親子のニワトリを助けようとしてこの尾っぽに守られたけれど尾っぽはなくなってしまった。でもたくさんの仲間が出来て強くなったことに変わりはない。なかなかいい本です。2012/10/19
りえこ
8
今いる世界から飛び出していくのはとても勇気がいると思う。でも、自分の世界はひとつじゃなくて、自分で広げることが出来るんだという考えはとても素敵だと思った。2018/09/15