内容説明
21世紀を迎えるやアメリカは同時多発テロに襲われ、パレスチナとイスラエルは解決の見えない憎悪の応酬に明け暮れている。民族、宗教に政治経済のパワーバランスが絡み合って、複雑さを増す世界のこれからを生きるには、われわれに知識として必要なものはなにか。戦争や革命に焦点をあてた歴史に本書が求めたものは、争いが始まり、そして終焉するときの教訓とその爪痕である。紀元前から現代まで、「戦争」を核にした歴史の座標軸を本書の編集は試みている。
目次
第1章 紀元前―戦争・征服・反乱
第2章 ヨーロッパ黎明/世界融合―民族大移動・主権争奪・国土回復
第3章 中世崩壊―主権・勢力転換・議会誕生
第4章 国際戦争―支配・独立・革命
第5章 近代相剋―革命・戦争・反乱
第6章 世界大戦―帝国対立・独裁・独立闘争
第7章 現代世界―戦争・革命・紛争