内容説明
従来の「経営分析」というと、どれも専門的な分析理論の理解に手一杯で、生身の会社でなく決算数字ばかりを重視していました。実際は全国の会社の2社に1社が赤字決算です。赤字が何年続いても頑張っている会社があれば、黒字の会社が急に倒産したりします。決算書だけじゃ会社はわかりません。プラスの粉飾にもマイナスの粉飾にも惑わされてはいけないのです。従来の本では見落とされたり、間違って理解されている点をとくに掘り下げたのがこの本です。
目次
第1章 決算書だけでは会社はわからない
第2章 経営分析ではなにがわかるか
第3章 決算書の読み方・使い方
第4章 財務体質と安全性・成長性をチェックする
第5章 会社の儲け方・収益性をチェックする
第6章 原価、在庫、物流費のチェックで「赤字から黒字へ」
第7章 人と資本の稼ぐ力をチェックする
第8章 環境保全や社会貢献度をチェックする
第9章 分析結果の判定・評価の方法
第10章 粉飾決算に惑わされるな
第11章 会社の“危険”は必ずしも決算書の数字には表われない