出版社内容情報
「食べ過ぎ」「飲みすぎ」「活動量不足」が原因で、肝臓は大きく成長します。肝臓の約2500億個もの細胞の一つひとつに、中性脂肪が蓄積されていくのです。肝細胞の30%以上(厳密には5%以上)が脂肪化した状態を「脂肪肝」といいます。アルコールはそれほど飲んでいないから大丈夫、と安心してはいけません。脂肪が蓄積される原因はアルコールだけではありません。糖質の多い食べものや動物性脂肪の多い脂っこいものが好きな方は要注意です。「脂肪肝」になっても自覚症状はないので、生活習慣を改善しなければ肝機能はどんどん低下していきます。太ってきたのは見た目の問題以上に、中身が深刻な状況に陥っているサインなのです。本書でお伝えする"肝臓にいいこと"を実践すれば、肝臓から脂肪が落ちて肝機能が向上し、元気になります。
【目次】
【目次】
警告
ずっと同じような生活をしているのに、
お腹がぽっこりしてきたという方。
原因は「メタボ脂肪肝」かもしれません 2
■はじめに 4
第1章 肝臓は生活習慣でよくなる!
■あなたはすでに「隠れ脂肪肝」かもしれない 20
・余ったエネルギーは肝臓で中性脂肪になる 20
・脂肪肝の最大のリスク要因が肥満 21
・ダイエットの本来の目的は脂肪肝の改善 22
■アルコールが原因とは限らない脂肪肝 24
・脂肪肝は放置すると肝機能が低下して危険 24
・「メタボ脂肪肝」は世界的に増加している 25
・30%以上の肝細胞に脂肪が溜まると脂肪肝 28
■中高年に起こるホルモン変化で脂肪が蓄積 29
・お酒を飲まない中高年女性も要注意 29
・男性の更年期障害もメタボ脂肪肝リスクを高める 31
■脂肪肝の原因は肥満だけではない 34
・体重計が示す数字だけでは判断できない肥満 34
・メタボ関連要因が多いほどがんリスクが高い 35
・健康診断では見過ごされているメタボ脂肪肝 36
■ストレスと寝不足で脂肪は溜まる 38
・血液中の脂質を増やすホルモンが分泌される 38
・血液中に食欲増進ホルモンが分泌される 39
■脂肪肝を放置してはいけない 41
・10年後には約20%の人が肝硬変に 41
・内臓脂肪には糖尿病や動脈硬化を引き起こす毒がある 44
■脂肪肝になりやすい6つのタイプ 46
・タイプ1 BMIが30以上の高度肥満者 46
・タイプ2 糖質過多や高脂肪食をとり過ぎの人 47
・タイプ3 週に1回以上運動する習慣がない人 48
・タイプ4 無理なダイエットでリバウンドを繰り返している人 51
・タイプ5 お酒に酔いやすい人 52
・タイプ6 アルコールの過剰摂取 53
■早期に脂肪肝を改善すれば肝臓は健康に戻る 56
・これまでの生活習慣を見直すだけでいい 56
・脂肪肝は3か月で改善できる 57
・1年禁酒すると肝臓がんのリスクが低下 58
■肝機能が向上すれば長生きできる 60
・脂肪肝を予防・改善するには2つの方法しかない 60
・脂肪を落とすだけで3つの肝機能が向上する 62
■腸を整えると肝臓が元気になる 65
・悪玉菌が胆汁の質を落として発がん性物質をつくり出す 65
・MASHから肝硬変になる原因は腸内細菌 68
・善玉菌のエサになる食物繊
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