内容説明
育児のモヤモヤを語り尽くす特別対談収録!
目次
1章 育児は、レースだ!(43歳にして、父になる;育児は、レースである ほか)
2章 家事は、労働だ!(仲居として生きる;料理はガンプラ、ミニ四駆 ほか)
3章 妊活は、愛だ!(赤ちゃんは、予定どおりに生まれない;「子育て世代」の実像って誰? ほか)
4章 仕事は、やりくりだ!(2年で14冊から、1年で1冊に;わかる!バリキャリ女子の気持ち ほか)
5章 優先順位は、いのちだ!(子育てに潜入取材中;うちの娘は、かわいい ほか)
特別対談 常見陽平×宮川サトシ
著者等紹介
常見陽平[ツネミヨウヘイ]
千葉商科大学国際教養学部専任講師、働き方評論家。1児の父。1974年生まれ、札幌市出身。一橋大学商学部卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。リクルート、バンダイ、クオリティ・オブ・ライフ、フリーランス活動を経て2015年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
17
子育て中の筆者による半学術的エッセイ。です・ます調の平たい文章であるが、「家事・育児・介護は『いのち』がかかっているので、サボることができない」(本書69頁)など、育児の本質に関わる指摘もあり、好感の持てる内容である。気がかりなのは、筆者が違和感を覚えるという「意識高い系育児参加」論が何を指しているのか曖昧であるという点。パーフェクトな育児を求められると男性が育児に対して構えてしまうという意味なんだろうが、フェミニズムへの態度が曖昧であるため、やはり何に違和感があるのか分かりにくかった。2021/04/07
7a
6
図書館新刊コーナーより。大学教授と執筆業を生業にする著者は外資系ITベンダー勤務の妻より仕事の融通がきくので、家事育児のほとんどを受け持っているのだそう。ただやはり野心家なのかところどころで「もっと仕事ができるはず」とモヤモヤしている。そこはどうにもならないところなんだろな、きっと。欲求のひとつだから。マミートラックは女性よりも男性の方が陥りやすいだろうというところに納得。蛇足だが男親って我が子を過大評価する傾向が強い気がする。2歳で「自由人だから普通の大人にはならない気がする」って…ジョークとは思うけど2019/10/18
晴れ女のMoeco
5
男性からの育児のモヤモヤは、ありそうでなかった本。『著者は日々、六時間を家事育児に割き...』って続けて書こうと思ったが、これ、女性が著者ならこんな紹介の仕方はしない。 子育ては『いのちを守る』が、コミットしているリアルさ。 個人的には『男性が不妊治療や妊娠と、女体について知らないか』を知り、むやみに男性を仮想敵にしても仕方がなくて、お互いがわかりあって、なんとかやりくりしていけばいいのかなと。 あと『娘がかわいい』と、『仕事にモヤモヤ』する気持ちは背反しないよなぁ...当たり前だけど2019/08/18
かずさん
1
家庭の幸せが大事、だからこそのモヤモヤ。 マミートラックの話は、全く他人事と思えない。著者の決めた仕事と育児の向き合い方は共感する。優先順位の問題。 出産育児に関して、女性にしか経験しない大変さもある。男性側は、サポートするしかできなくても、知識を持ってサポートする。そうした姿勢にも共感。2021/05/12
Miki Shimizu
1
うーん。これ、女子やったら成立せぇへん本やな。おれはめっちゃ家事やってるアピールがウザイ。実際やってるんやろうけども、女子がやったら普通やから。なんだかなー。年も40を超えたからか、大学の先生だからか、チャラい路線ではない。2020/03/29