内容説明
穴の数だけ、物語がある。出逢った時が、ハメ時です。一枚の看板をとおして生まれる会話の数々。顔ハメ看板は、いまや現代社会のコミュニケーションツールなのです。
目次
1章 ハマりのいい看板―名板セレクション(顔や首の角度がポイント―女性ものの看板にハマる;顔ハメ看板の王道―忍者・侍の看板にハマる ほか)
2章 十板十色―いろいろな種類の看板(顔乗せ看板;手持ち看板 ほか)
3章 看板の裏側事情(表があれば裏がある、看板の裏側事情を探る)
4章 顔ハメ紀行(お遍路巡礼半周記編;富山石川台風記編;私と北海道編)
著者等紹介
塩谷朋之[シオヤトモユキ]
顔ハメ看板ニスト。仕事のかたわらハマれる看板を求めて出かける日々。これまでにハマった看板は2000枚以上。2009年より、北海道東神楽町の夏祭りで毎年行われている顔ハメ看板大会の審査員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
89
10年程前から始まり、ハマった看板の総数が2000枚を超えるという逸しぶり。”顔ハメ看板はいつまでも残っているかわからないので早くハマらないとという強迫観念を常に楽しめるとのことであり、看板は新しく作られ増え続ける、この地獄が止まりません。命を燃やすに格好の的。”と著者は言っているがほんと素晴らしい考えであり、シュールな写真ばかりで笑ってしまう。2016/05/05
mocha
82
顔ハメ看板を見かけても、あまりハマりたいとは思わない。けど、ハマりたい人が多いのか、世の中には沢山の顔ハメ看板が存在する。著者は2000枚もの顔ハメ写真を撮り歩いたツワモノ。どんなヘンテコ看板でもあくまでも無表情にきっちりとハマって撮る。看板へのリスペクトがすごい。中学生とあーだこーだ言いながら読んだ。教訓:どんなことでも極めれば一流。2019/12/27
bianca
49
著者が言うように、顔ハメ看板は絶対的な数がつかめないところ、ゴールがなさそうなところがありますね。人知れず待ってる看板があるかと考えるとグッときます(笑)なかなか真顔でハマるのって難しいと思うのですが、この顔の気配というか、情報量を消すという部分が重要らしいです。薄い顔の方が看板と一体化出来るってことかな?!北海道の東神楽町というところでは、顔ハメ看板大会が10年も続いているそうで、著者の塩谷さんはとうとう審査員に…。しかし、想像以上に顔ハメ仲間と熱く語っていてビックリしました。顔ハメのみの旅ってすごい!2016/07/11
むぎじる
42
10年前から始まり、ハマッた看板は2000枚を超す(きっと現在も更新中なのだろう)という著者絶賛の写真集。この人の良い所は、対象物が男でも女でも無機物でも現存しないものでも、ピッタリとハマってしまう所(笑)。看板に合わせた顔の角度や目線が絶妙で、愉快度高し!顔ハメだけでなく、さまざまな部位を出す看板があるなんて知らなかった。ゆるゆるとおかしい写真集。2016/06/11
おかむら
34
あれこの顔なんか見覚えあるーと思ったら、タモリ倶楽部に出てたよこの人! どの顔ハメ写真にも無表情でハマってるのが絶妙にオカシイ! 文章もいい味の素朴さで好きだなあ! 何よりも楽しそうなのが実にいい! いい本!2015/11/14