内容説明
幕末の志士がしるした「展望、苛立ち、企み、推察、希望、申入れ、断腸」に、触れ、読み、感じる“読書旅行”の一冊決定版!
目次
1章 維新の源流
2章 幕末の胎動
3章 尊攘の奔流(後期水戸学)
4章 草莽の孤峰
5章 富国強兵論(公武合体論)
6章 討幕の奔騰
著者等紹介
北影雄幸[キタカゲユウコウ]
1949年東京都生まれ。早稲田大学卒業。若き頃より短歌の道を志し、日本語の美しさを学ぶ。平成年代に入り、「男の生きざま」をテーマに、武士道と軍人精神の究明に傾倒し、関連書籍の出版を重ねる。『甲陽軍鑑』を、武士道をキーワードに読み解いた『実録・風林火山―『甲陽軍鑑』の正しい読み方』(2007年)にて、第25回日本文芸大賞・歴史文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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河合晋輔
2
幕末の志士達の名前は知っていてもその人達の著書や影響を受けた書物に関して知っている人は少ないと思います。 読み応えのある一冊です。2015/01/27
在我壷中
0
『保守』とは・・・一度は手に、読んで、知っておくべき『本』2015/03/02
文月優
0
徳川家康が天下を平定してから長く続いた太平の世。国内に盤石の地盤を気づいた徳川幕府の権勢も外夷の侵略の危機に陰りを見せ始める。世界の国際情勢がめまぐるしく変わるなか、日本もその流れに否応なしに巻き込まれていくわけであるが、危機感を抱いていたのは支配層である幕閣だけではない。国家存亡の危機に自らの命を顧みず、皇国日本の将来の行く末を案じた人達は日本の取るべき道を真剣に考え、意見を書にしたため、行動に移していた。維新はその人達の命を賭けた闘いでもあった。これは幕末期の思想の流れと情熱を知るのに良い書である。2019/03/12
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