内容説明
どういう考え方で交渉すればよいか。どんな方法で計算すればいいか。金額算定の実際例はどうなっているか。借地・借家の立退料の事例を多数紹介。Q&Aと判例で算定方法がわかる。熟練弁護士による実践的で丁寧な解説。
目次
巻頭グラフ 借家・借地の立退きの流れと手続き
第1章 借家の立退料の出し方(借家契約と立退料の考え方;立退料の法律上の意味;立退料を算定する方法;立退きを求めるための要件)
第2章 借家の立退料の算定実例(将来結婚する弟の新居として使用したいが;六年後に立ち退くとの約束で貸した場合;アメリカから帰るまでの約束で貸した場合;地方転勤のため一時使用の目的で貸したのだが ほか)
第3章 借地の立退料の出し方(借地と借家の立退料の出し方の違い;借地の立退料算定の実例)
巻末付録 立退きをめぐる主要判例・一らん
著者等紹介
小野寺昭夫[オノデラアキオ]
弁護士。昭和23年東京都出身。46年明治大学法学部卒業。57年弁護士登録(東京弁護士会所属)。一般民事、刑事事件を中心に消費者事件、医療過誤事件などを扱っている
横山正夫[ヨコヤママサオ]
弁護士。昭和23年栃木県足尾町出身。47年慶応義塾大学法学部卒業。57年弁護士登録(東京弁護士会所属)。貸主・借主の代理人となって多数の不動産事件を手がける他、会社、家庭事件等一般民事、刑事事件の処理に活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さーふアザラシ
1
主には賃貸借契約における立ち退きの問題が書かれていた。2023/01/18
02235
0
判例をベースにした相談事例を作り、それに答えていくという形式をとった解説本。内容は体系的ではないものの非常にわかりやすく上に充実しており、1800円という金額を見てもかなりお得な本。読んでいくと、借地だけでなく、借家についても高額な立退料が認定されている。借地権価格・借家権価格の算定について、まとまった記述があれば、なお良かった。2015/02/17
Takeshi Ishida
0
第1章と2章の事例の一部を読んだ。2018/03/04