内容説明
なにげなく受けている歯科治療が、実はあなたの健康を壊す原因となっていることがあるのをご存じですか。歯科の臨床に携わって約三十年、欧米の歯科事情から整体・噛み合わせの知識まで深く追究してきた著者が、人生を幸せにする最先端の歯科治療のあり方を紹介します。
目次
序章 間違いだらけの歯科治療
第1章 悪い噛み合わせが歯と口を壊す
第2章 悪い噛み合わせが身体を壊す
第3章 口の中の細菌が身体を壊す
第4章 歯に詰めた化学物質が身体を壊す
第5章 後悔しない歯科医療の受け方
著者等紹介
河合啓次[カワイケイジ]
歯学博士・歯科医。1957年愛知県名古屋市生まれ。大阪大学歯学部卒業、同大学大学院修了、歯学博士取得。その後、米国留学ならびに大阪大学歯学部付属病院勤務を経て、大阪府にてかわい歯科クリニック開院。現在、口からの全身健康をスローガンに、健康・食育アドバイザーとして、診療、患者指導ならびに市民向け講演活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
2
人生のQOLを高める上で、歯というのは大きな影響を与える。だからこそ、その治療は大切である。しかし、ただ治療に通うとしても、相手が充分な技量を持っていなければ寧ろマイナスに働きかねない。ただ漫然と歯科医に通うのではなくて、充分な知識を持った上で通うことが重要になる。2014/09/24
G-dark
2
歯の本だけど目から鱗! 歯並びというより噛み合わせそのものに注目すること、症状が出てしまった後から対処するのではなく事前に予防していくことの大切さが書かれている本。「知覚過敏は歯ブラシのやりすぎで起こると説明される歯医者も多いのですが、歯ブラシで何百万回みがいても歯はほとんど削られません。しかし、夜間などの無意識下での歯ぎしりや食いしばりは、通常の意識下のかむ強さの3~4倍の大きさで歯をすり合わせています。~(中略)歯が次第に壊れていくのも無理からぬことです」(P64から抜粋)などの記述が衝撃的です。2014/01/06