内容説明
「医者とのコミュニケーション」こそ治療がうまくいく決め手です。医者まかせにして後悔しないために口下手な方にも簡単にできて一生使える「病院のかかり方」をズバリ教えます。
目次
第１章 後悔しない治療のための３つのシート（あなたの手術は本当に必要なのか？；あなたの病気は本当に治らないのか？ ほか）
第２章 成功する治療・失敗する治療（もう治らない病気でも、できることはある；あなたの常識は今の非常識 ほか）
第３章 あなたの治療がうまくいく秘訣（あなたの治療効果が３割増し；まずはこんな挨拶をしましょう ほか）
第４章 あなたが知らない病院のこと・知っておきたいこと（この医者で大丈夫？日本の医者は大丈夫？；忘れがちなコミュニケーション ほか）
著者等紹介
平松類［ヒラマツルイ］
医学博士。愛知県田原市生まれ。筑波大学附属駒場高校・昭和大学医学部卒業、福島県郡山市今泉西病院、昭和大学病院勤務を経て現在山形県米沢市三友堂病院眼科科長、医学博士。医療を受けるのに必要な要素（アドヒアランス）に関しての臨床研究に参加（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里季
54
昨年人生で初めて「これは大変だ」という病気になり、パニックになった。そのころこの本を読んでおけばもっと落ち着いて受診することができたのに。術後の診察で、なかなか自分の症状をいうことができない。早期癌で手術で根治治療ができてああとは５年間フォローするだけ、という段階に達したときにこの本を読んでおけばもっと主治医とうまくコミュニケーションが取れただろうに。とても役に立つ本である。今困っている人は一読されるといいと思う。そして、これはお医者様にこそ読んでいただきたいと切に願う。2016/07/19
遅筆堂
19
献本として戴いたもの、ありがとうございました。簡潔で判りやすい内容でした。私も狭心症とか動脈瘤とか、なかなかヘビーなものを抱えていますので、定期的に病院に掛かります。初診の時は、ワープロで経緯なども書き出して持って行くこともあります。人間ドック記録、お薬手帳など、いつも用意しています。この本で2点、誤りだと思う記載があります。1点目は、P96の良い健康食品の条件の2番目「テレビ・新聞・雑誌などのお墨付き」は危険です。茶のしずく石けんは、たくさんの被害者を出しました。（コメントに続く）2012/05/14
み〜ちゅん
18
少し前に手術して現在も治療中の私、もう少し早く出会いたかった本です、が、平松先生の言われる心の結束は本当に大事だと思います。幸いな事に今は主治医、看護師等スタッフの方々にわりあい恵まれてる状況だと思います。ただやはり知っておきたい事、疑問点等聞き辛い事もあり、この本を読めばより良い関係を築きながら治療を進めていく事ができる訊ね方やシートの使い方が載っていたのでこれからも役立てていきたいと思います。またわかりやすく項目ごとにわかれているのでいざというときに使い易いようになっていると思います2012/04/25
Tatsuya Michibata
6
日頃自分が思っていたことが書かれており共感、「安心」しました。特に良いのは、３種類の「気持ち伝達シート」というフォーマットが載っていること。私は内科医なので「手術確認シート」というのは、そういう発想はなくて、なるほどと思いました。患者さんにお勧め。2016/03/27
やよひ
5
ふだん病院とは無縁の人も、将来に備えて一度読んでおくと、もしもの時きっと役立つと思いました。お医者さんと心を通わせ、お互いに意思の伝達をしていくことが、その時点でベストな治療を選び出すのに大切なこと。人見知りの激しい人向けに、記入して渡せばＯＫのシートが付いているのが心強いです。2012/10/12
