内容説明
本書は、取引の実務とそれに関する裁判の実例から入って、法律を体系的に理解できるように執筆しました。法律の基礎となる民法の基本的な考え方が、具体的な問題の解決策を通じて、自然に頭に入るはずです。その一方では、日常出会うことの多い法律問題について、具体的な解答をも用意しています。
目次
第1章 民法総則
第2章 物権
第3章 債権総論
第4章 契約
第5章 事務管理・不当利得・不法行為
第6章 親族・相続
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりりんワイン漬け
1
文字は多少小さいが内容は極めて一般の人に受け入れられやすい文体となっている。十分な情報が入っているが果たして暮らしに役立つとはいえ、きちんと読み込んでくれる人がどれだけいるだろうか。 でも内容はしっかりしていますよ。誤解なく。2014/04/15
kozawa
0
経歴の長いベテラン弁護士が書いた民法の一般書?体験談や具体的関連判例紹介、個人的見解も豊富(勿論、本書の目的を外れない範囲内で) 素人感想としては、損害賠償請求で複数の相手を一度に裁判を起こすときに責任小さそうな相手も混ぜて起こることがあるのは、その当事者が実質的に裁判に不在なのをいいことに責任をおしつけて賠償から逃れられるのを減らす目的上今の制度では仕方がない所があるんかねぇ、などと(混ぜればその当事者も必死で抗弁するのでより正確な責任分担認定になりやすい、と考えられる)。2012/11/16
J.D
0
改正前の民法、包括的に法律を読むにはよい。民間の視点から書かれている2019/03/11